アップルはオバマ前大統領の元報道官を広報担当に指名
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アップルはオバマ前大統領の元報道官を広報担当に指名

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アップルはオバマ前大統領の元報道官を広報担当に指名
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ジェイ・カーニー
ホワイトハウスからマザーシップへ:ジェイ・カーニーがアップルの次期広報責任者になるかもしれない。

アップルは、広報責任者のケイティ・コットン氏が昨年5月に同社を去って以来、かなり友好的な雰囲気になっている。コットン氏の空席を埋める人材はまだ決まっていないものの、アップルはオバマ大統領の元報道官をそのポストに起用することで大きな反響を呼ぶことを狙っているのかもしれない。

Re/codeの報道によると、元ホワイトハウス報道官のジェイ・カーニー氏はコットン氏の後任の最有力候補の一人とされており、同氏はウーバーの空席広報担当のポストにも狙われているという。

アップルのCEOティム・クック氏は、今後はもっと親しみやすく話しやすい人物を広報の責任者にしたいと述べているが、ワシントンでのカーニー氏の評判を考えると、アップルは最近はコミュニケーションに多少オープンになっているとはいえ、コットン氏が就任しても強引な広報戦術が消えることはないだろう。

コットン氏はアップルの広報を冷淡に扱ったことで有名だが、カーニー氏は最高司令官の広報メッセージを作り上げていた時代に、質問をかわし、ジャーナリストのアクセスを遮断する独自の技をいくつか習得していた。

カーニー氏は政界入りする前、 2003年から2005年、および2005年9月から2008年12月までタイム誌のワシントン支局副局長を務めた。2003年には大統領職に関する優れた報道に対してジェラルド・R・フォード賞を受賞した。

カーニー氏は2011年にロバート・ギブス氏の後任としてホワイトハウス報道官の職を引き継ぎ、6月20日にその職を退いた。また、2008年からはジョー・バイデン副大統領の広報部長も務めており、「分かりません」とだけ答えて質問をはぐらかすことで悪名高かった。それでも、アップルの広報に問い合わせた際にほとんどのジャーナリストが受ける無回答に比べれば、少しはましだろう。

最新情報:ジェイ・カーニー氏のアップルへの移籍はジム・ダルリンプル氏によって否定された。同氏によると、ジェイ・カーニー氏は考慮されておらず、ティム・クック氏と会ったことさえないという。