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ここに写っているキーボードは、Alphasmart Danaという製品です。ややニッチな技術製品ですが、一部のユーザー(私も含めて)に大変愛されています。数週間も持つバッテリー駆動時間、瞬時の起動、自動保存、そして耐久性の高い筐体が、プロのライターにも愛用されています。
Dana(そして兄弟機種のNeoとNeo 2)は、メモリと小さな画面を備えたキーボードに過ぎません。入力すると、入力内容を記憶してくれます。パソコンに戻ったら、Alphasmartを接続して、入力した内容を文書に再入力できます。この作業は見事にこなしてくれます。
標準的なUSBキーボードとしても機能し、タイピングも快適です。物理学者のアラン・ラムゼイ氏(執筆活動が多く、iPadをライティングマシンとして活用する方法について自身の考えをまとめた人物)が、AlphasmartをiPadに接続してみたのもそのためです。
そしてしばらくの間はうまくいっていました。しかし、iOS 4のアップデートで外部機器の電力消費が制限され、このハックは終わりを迎えました。アランは回避策を試しました。2つを接続するには、機器同士を少し不格好に繋いだり、場合によっては電源ソケットを使って接続機器を動作させたりする必要がありました。しかし、アランが指摘するように、動作させるには大量の電子機器を持ち運ぶ必要がありました。
それでも、私はこの古いものと新しいもののあり得ない融合と、結果がいかに非現実的であろうとも全てをうまく機能させようとするアランの決意が好きです。
思い出してください、iPad は純粋にメディアを消費するためのデバイスであるということについて、人々は何と言っていたでしょうか?