アップルとグーグル、検索エンジン取引をめぐり集団訴訟に直面
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アップルとグーグル、検索エンジン取引をめぐり集団訴訟に直面

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アップルとグーグル、検索エンジン取引をめぐり集団訴訟に直面
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訴状では両社の分割を求めている。
画像:Apple/Google

GoogleとAppleの契約は、Appleの全デバイスのSafariのデフォルトの検索エンジンとしてGoogleが残ることを保証しているが、これが両社と、そのCEOであるサンダー・ピチャイ氏とティム・クック氏に対する新たな集団訴訟の対象となっている。

今週カリフォルニア州で提起された訴訟では、シリコンバレーの二大巨大企業がインターネット検索分野で競業避止協定を結んでおり、それが米国の独占禁止法に違反し、アップルが独自の検索エンジンを立ち上げるのを妨げていると主張している。

アップルとグーグル、特別な検索契約をめぐり訴訟

両社とも公には語っていないものの、iPhoneの発売当初から続くAppleとGoogleによる検索分野の提携は、決して秘密にされているとは言えない。これほど大規模な契約を隠すのは容易ではない。

2021年8月の報道によると、GoogleがiPhone、iPad、Macのデフォルトの検索プロバイダーとしてAppleを維持するため、直近で支払った金額は約150億ドルだった。そして、今年はこの金額が約200億ドルに増加すると予想されている。

AppleとGoogleが提携関係を維持できればの話だが、新たな集団訴訟は、両社とそのCEOを訴えることで、それを阻止し、Googleが実際に支払った金額の詳細を最終的に明らかにすることを目指している。

訴訟では、GoogleがAppleから優遇措置を受けており、それが競争を抑制し、広告料金を引き上げていると主張している。また、Appleは独自の検索エンジンを立ち上げることでGoogleと競争しないことに同意していると主張している。

命令を出してください

訴状は、AppleとGoogle間の合意を差し止める仮差し止め命令を求めている。さらに、取引にかかわる正確な手数料の開示を求めている。さらに、両社の分割も求めている。

AppleとGoogleの検索契約を標的とした訴訟は今回が初めてではない。当局もこれを黙認しておらず、米国、英国、オーストラリアの規制当局はいずれも独占禁止法に基づく調査を検討している。

もちろん、Appleはユーザーが自社のデバイスで他の検索エンジンを使うことを禁止しているわけではありません。Googleの代わりに、Bing、DuckDuckGo、Yahoo!などをデフォルトとして設定できるようにしています。しかし、それで十分なのでしょうか?近いうちに明らかになるかもしれません。