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写真:Apple
EUによるAppleに対する独占禁止法調査は、Appleが他のテクノロジー大手であるFacebookとMicrosoftがApp Storeで独自のストリーミングゲームプラットフォームを立ち上げるのをいかに困難にしたかを調査している。これにはFacebook GamingとMicrosoftのProject xCloudアプリが含まれる。
Facebookは先週、ストリーミングアプリをAppleの承認を得るために、ゲームアプリからゲーム機能を削除せざるを得なかったと発表した。その結果、COOのシェリル・サンドバーグ氏は、AppleのApp Storeポリシーにより、iOSユーザーは著しく「劣った体験」を強いられていると述べた。
一方、マイクロソフトは、「Appleは、Xbox Game Passのようなクラウドゲームやゲームサブスクリプションサービスから消費者を締め出す唯一の汎用プラットフォームである」と述べた。同社のアプリは現在、App Storeで入手できない。
マイクロソフトの声明はさらに、「[Apple]は一貫してゲームアプリを異なる扱いにしており、インタラクティブなコンテンツが含まれている場合でも、非ゲームアプリにはより緩いルールを適用している」と述べている。
アップルに対する欧州の独占禁止法調査
Appleは現在、様々な理由からEUの独占禁止法調査に直面しています。その一つとして、App Storeに対する厳格な管理が挙げられます。これは米国でも同様の懸念が提起されています。ティム・クックCEOは先日、議会の独占禁止法に関する公聴会でこの問題について質問を受けました。
Appleは、不正行為はしていないと主張し続けている。SonyのPlayStation RemoteとValveのSteamLinkはどちらもApp Storeで許可されていると指摘している。しかし、MicrosoftのxCloudサービスに関する声明では、Appleのガイドラインに従っていないと述べている。違反したガイドラインには、「ゲームを個別に審査に提出し、チャートや検索結果に表示されること」が含まれている。
Appleはすべての開発者に同じルールを適用すると述べている。しかし、App Storeに関する苦情は後を絶たない。Appleは現在、米国と欧州の両方で独占禁止法訴訟に直面している。欧州はこれまで、大手テクノロジー企業による不正行為とみなされる行為に対して、より積極的に取り締まってきた。
出典:ロイター