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写真:NASA
ソーシャルトレーディング仲介会社eToroのアナリストは、来週の4対1の株式分割を受けて、Appleの株価は来年3分の1以上上昇する可能性があると主張している。
同日に5対1の株式分割を実施するテスラと並んで、アダム・ベッテッセ氏は、アップルの株式分割が同社株価にとって「追い風となる可能性がある」と示唆している。
ベッテッセ氏は、10の「メガブランド」を対象とした60年分のデータ分析に基づいて、このホットテイクを述べている。しかし、Apple自身の業績に焦点を絞っても、兆候はかなり良好だ。Appleの株式は過去に4回分割されている。1987年6月には1対2の株式分割が行われ、その後、2000年6月にも2対1の株式分割が行われた。さらに2005年2月にも2対1の株式分割が行われた。直近の株式分割は2014年6月に行われ、これはApple史上初の7対1の株式分割となった。
Appleの株式分割の歴史
直近2回の株式分割(2005年と2014年)では、Appleの株価はそれぞれ翌年に58.2%と36.4%上昇しました。Appleは今年後半に初の5G対応iPhoneを発売し、Apple Siliconも発表、そして刻々と強化されるサービス提供も計画していることを考えると、株価上昇はそれほど驚くべきことではありません。最近、米国企業として初めて時価総額2兆ドルを突破したAppleは、過去2年間だけで時価総額を1兆ドル増加させています。
もちろん、株式分割が必ずしも株価を高めるわけではないことを指摘しておく必要があります。Appleの株価は金曜日から月曜日にかけて急落するでしょう。しかし、これは金曜日に発行された1株に対して、月曜日には4株が発行されるからです。つまり、金曜日にApple株を保有している人は、来週には4倍の株数を持つことになりますが、全体的な価値は変わりません。
それでもなお、一部の投資家(つまり低レベルの投資家)は、株式分割を機に急に株価が安くなると捉え、買いの好機と捉えています。現在499.30ドルで取引されているアップル株は、まもなくその4分の1の価格で取引されるようになるでしょう。
今後12ヶ月間のAppleの動向について、あなたはどんな予想をしますか?ぜひ下のコメント欄であなたの考えをお聞かせください。
出典:ビジネスインサイダー