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写真:Ed Hardy/Cult of Mac/Pixabay/Pexels
Appleの内部文書が流出し、同社が今年のiPhoneにWi-Fi 6Eを採用することが確認されました。ただし、より高速なWi-Fi規格をサポートするのはiPhone 15 Proシリーズのみです。
内部文書には、「D8x」(iPhone 15 Pro)と「D8y」(通常のiPhone 15)というコードネームのデバイスのアンテナアーキテクチャが示されています。
2023年モデルのiPhone ProのみがWi-Fi 6Eをサポートする
複数のアナリストが最近、Appleが今年のiPhoneのリフレッシュでWi-Fi 6Eを採用すると予測していました。しかし、流出した内部文書によると、このアップグレードはiPhone 15 Proシリーズのみに搭載されることが確認されました。また、2022年のiPhone 14 Proと次期iPhone 15 Proの間でアンテナの位置が変更されることも明らかになりました。
Appleはこれまで、M2 iPad Pro、2023 Mac mini、M2 Pro/Max MacBook Proでより高速なWi-Fi規格を採用してきました。このAppleの内部文書は、信頼できるAppleリーカーである@Unknownz21がMacRumorsに共有しました。
Wi-Fi 6Eへの切り替えによるメリットは、すぐには実感できないかもしれません。この新規格のメリットを最大限に活用するには、デバイスをWi-Fi 6E対応ルーターに接続する必要があります。この技術はまだ新しいため、そのようなルーターは高価で、消費者の普及率はまだ比較的低いのが現状です。
従来のWi-Fi規格とは異なり、Wi-Fi 6Eは6GHzチャネルで動作します。これにより、より高速なスループット、より広い帯域幅、より低いレイテンシを実現できます。
iPhone 15 ProはA17 Bionicのみを搭載
内部資料によると、iPhone 15 Proシリーズは3nmベースのA17チップを搭載することが確認されています。今年のPro以外のモデルには、iPhone 14 Proシリーズに搭載されているA16チップが搭載されます。また、Appleは噂されているソリッドステート式の音量ボタンと電源ボタンを、より高価なiPhoneモデルのみに搭載する意向です。
TFインターナショナル証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は以前、iPhoneが将来的には最速のAシリーズチップをハイエンドiPhoneモデルに搭載する可能性があると述べていました。これは事実のようです。通常モデルとProモデルのiPhoneの機能差は、新モデルが出るたびに拡大していく可能性が高いでしょう。