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アップルはプラインビル・データセンターの第一フェーズの工事を開始した。この工事には、33万平方フィート(約2万平方メートル)の建物2棟のうち1棟を建設するための土地の整地と平坦化が含まれる。各建物は典型的なコストコ店舗の2倍以上の広さと言われており、この初期フェーズの建設費用だけでもアップルは6,800万ドル(約70億円)を見込んでいる。
オレゴニアン紙のOregonLiveブログによると、この価格は建物1棟とその中にある2つの「データホール」の建設費をカバーしているという。昨年夏に市に提出されたAppleの建設計画によると、2棟目の建物も建設され、最終的には14のデータホールが建設される予定だ。建設はそれだけでは終わらないかもしれない。アップルは計画の中で「将来開発エリア」と名付けられた2つのセクションを概説しており、クパチーノに本社を置く同社が将来的に必要と判断した場合、さらなる建物を建設するためのスペースも確保している。
サーバーを含む施設の総費用は、完成すればアップル社にとって「数億ドルから数十億ドル」かかると予想される。
Appleは2月にクルック郡に160エーカーの土地を560万ドルで購入し、その敷地内に1万平方フィート(約900平方メートル)の小規模なモジュール式データセンターを建設した。OregonLiveの報道によると、通りから見えるのはこの施設のみとなる。
アップルは、プリーンビルのデータセンターが完成すれば最終的には「数百人」の従業員を雇用する予定であると明らかにしたが、最初の建物がいつオープンする予定かは不明だ。
オレゴン州は、電気料金の安さと大幅な税制優遇措置のおかげで、データセンターの立地として人気があります。Appleに加え、Amazon、Adobe、Google、Facebookもデータセンターを構えています。
出典: OregonLive