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写真:NORADおよびUSNORTHCOM広報部/Wikipedia CC
テスラが苦境に立たされていた時にアップルが買収を拒否したのは重大なミスだったと考える人は多い。しかし、アップルが即座に交渉を打ち切った背景には、これまで知られていなかったある条件があったことが判明した。テスラのイーロン・マスク氏がアップルのCEO就任を望んでいたと報じられているのだ。
イーロン・マスク「アップルはテスラを買収できた」
マスク氏は2020年後半、テスラがモデル3の発売に苦戦していた当時、会社売却についてアップルと交渉しようとしたと明かした。しかし、アップルは彼と話し合うことすら拒否したという。
しかし、ティム・ヒギンズ著『パワープレイ:テスラ、イーロン・マスク、そして世紀の賭け』は異なる見解を示している。ロサンゼルス・タイムズ紙の書評によると、マスクとクックは電話で契約交渉を行っていたが、その際にマスクがアップルのCEO就任を強く主張したという。
「くそったれだ」とクック氏は言い、電話を切った。
多分そうではない
驚くべき話ではあるものの、マスク氏は事実を否定している。金曜日に彼はTwitterで、「クック氏と私は一度も話したことも、手紙を書いたこともありません」と述べた。
そしてクック氏は2021年4月のインタビューで、「イーロンと話したことはないが、彼が築き上げた会社には大きな称賛と尊敬の念を抱いている」と語った。
とはいえ、ティム・ヒギンズはウォール・ストリート・ジャーナルの記者です。全く根拠のない話をでっち上げるような人ではありません。
アップルカー vs. テスラ
アップルが少なくともテスラ買収についてマスク氏と交渉したというのは理にかなっている。アップルは10年近くにわたり、独自の自動運転電気自動車の設計に取り組んでいると報じられている。噂通り数年後にアップルカーが発売されれば、テスラは最大のライバルとなることが予想される。
しかし、アップルのCEOがイーロン・マスク氏に交代することに興味がないのも不思議ではない。
出典: マーク・ガーマン、The Verge