アップル、フィリピンの麻薬戦争を美化するアプリを削除

アップル、フィリピンの麻薬戦争を美化するアプリを削除

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アップル、フィリピンの麻薬戦争を美化するアプリを削除
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フィリピンのアプリ
これはApp Storeで入手できなくなったゲームの一つです!
写真:Duterterador

Apple は App Store から暴力的なゲームを削除します。少なくとも、フィリピンの麻薬の売人や使用者に対する暴力を美化す​​るゲームに関してはそうです。

おそらく多くの人が目にしたことはないと思いますが、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領を文字通り麻薬戦争に巻き込む様子を描いたニッチなゲームシリーズがあるようです。そしてどうやら、「アジア麻薬使用者ネットワーク」(そう、実在する組織です!)は、このゲームにあまり快く思っていないようです。

同団体はウェブサイトの投稿で次のように述べています。

「アジア薬物使用者ネットワーク(ANPUD)は、アップル社の最高経営責任者(CEO)ティム・クック氏に対し、早急に正式な調査を実施し、アップルが提供しているすべてのアプリを直ちに削除し、無神経なコンテンツをホストしていたことについて謝罪するよう求める世界的な請願を主導した。」

この嘆願書は、書簡がメディアの大きな注目を集め、一部のゲームがApp Storeから削除されたという点で、成功したアドボカシー活動でした。このケーススタディは、この勝利の物語を記録し、その過程で行われた一連の詳細な活動内容を広く伝えることを目的としています。

ティム・クックCEO宛の公開書簡は2017年10月10日に提出され、合計131団体の支持を得ました。書簡では、これらのアプリはApp Storeレビューガイドラインに違反していると主張しており、Appleもこれに同意していることが明らかです。同団体はAppleに対し、「殺人、超法規的処刑、暴力、そしてフィリピンにおける麻薬戦争を助長するアプリを直ちに削除する」よう求めました。

具体的なゲームとしては、  Duterte Fighting Crime 2Duterte vs ZombiesDuterminatorDuterte Knows Kung Fu: Pinoy Crime Fighter などがあります。

アジア薬物使用者ネットワークグループによる事件の詳しい説明は、こちらでご覧いただけます。

出典: Patently Apple