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「見習い」という言葉を聞くと、ほとんどの人はドナルド・トランプを思い浮かべるでしょう。Apple製品、データセンター、ITコンサルタントといったイメージは思い浮かばないでしょう。かつて見習い制度はキャリアのための最も一般的な訓練形態でしたが、現代社会では、ほとんどの人が大学でキャリアをスタートさせる可能性がはるかに高くなっています。
しかし、ITスキルの需要が高まる中、見習い制度モデルを採用するというアイデアは魅力的です。IT見習い制度はアメリカでは珍しいものの、ヨーロッパでは若者が充実したトレーニングと実務経験を積みながら労働力として活躍できる手段として人気が高まっています。
ロンドンを拠点とするコンサルティングおよびトレーニング グループ Amsys は、Mac IT プロフェッショナルのトレーニングに特化した見習いモデルを導入しました。
Amsysが提供する研修プログラムは2年以上の期間で、研修生はAppleをはじめとする様々なIT認定資格の取得を目指します。プログラムの段階やレベルは、取得に必要なトレーニングと経験に基づいて決定されます。
プログラムの最初のフェーズでは、研修生は Apple Certified Desktop & Portable Technician の取得に向けて最大 6 か月間学習します。
その後、最大 6 か月かけて、Apple Certified Macintosh Technician (ACMT) と呼ばれる別の Apple 認定資格と、すべての IT プロフェッショナルの基準とみなされる標準的な PC トラブルシューティング認定資格である CompTIA の A+ 認定資格を取得します。
次のステップは、Apple認定テクニカルコーディネーター(ACTC)認定資格取得に焦点を当てています。この認定資格では、OS XとOS X Serverの基本的なスキルセットに加え、Microsoft認定テクノロジースペシャリスト(MCTS)認定資格も取得できます。このプログラムのこのフェーズは最大1年間続き、研修生はスタッフと共に、MacとPCの両方のスキルを必要とするクライアントプロジェクトに携わることができます。
プログラムの最終段階では、見習い生は取得したい追加の資格を選択できます。この時点で、Amsysは見習い生が自ら成長し、ITの専門分野を選択できるようにしています。この時点でのさらなる教育は任意であり、見習い生がプログラムから次のステップに進む時期が来たと判断した場合、Amsysは技術採用チームを派遣します。
Amsysの見習いプログラムは、コミュニティカレッジや専門学校とほぼ同じ期間です。実際、多くのそのような機関も、同様の資格を受験者に提供しています。違いは、見習い生が教室での学びをはるかに超える実践的な経験を積むことができる点です。
出典: Amsys