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怒った鳥でさえ笑ってしまうほどだ。AppleのiTunesは50万ものアプリを誇っている。この数字は、6月9日にサンフランシスコで開催される年次開発者会議WWDCで、CEOのスティーブ・ジョブズ氏が開発者に向けて講演する際に、公式のお墨付きを得ることになるだろう。
この数字は火曜日の朝早くに承認されたとみられ、カリフォルニア州クパチーノに本社を置くAppleは、オープンソースのモバイルOSであるAndroid Marketplaceアプリ数が29万4000本とされるライバルのGoogleを大きく引き離すことになる。たとえAppleの数が人員削減によって40万本に減少したとしても、このテクノロジー大手は依然として競合他社を凌駕している。
これらのデータは、アプリブログ「148apps」、検索会社「Chomp」、そしてEA傘下のゲームパブリッシャー「Chillingo」によってまとめられた。3社はFacebookページを作成し、多数のインフォグラフィックを掲載した。その中には、2008年にアプリ数がわずか500本だった頃からApp Storeの急成長を描いたものも含まれている。
ゲームは依然として最も需要の高いカテゴリーであり、次いで書籍とエンターテインメントが続く。各社によると、利用可能なアプリの3分の1以上が無料、有料アプリは平均3.64ドルとなっている。Appleは、iTunesストアが8万5000以上の開発者を引き付けているという非公式の数字を強調するだろう。Appleとカリフォルニア州マウンテンビューに本社を置くGoogleは、開発者の誘致に尽力してきた。
新たな数字は、Appleのアプリ市場における支配力を確固たるものにしている。今やアプリはAppleの代名詞となっているが、iPhone、iPod、iPad、Mac向けのアプリが成長の中核となるハードウェアとソフトウェアのエコシステムを構築したことは、同社が当然ながら高く評価されている。Appleは今後もアプリを増やし続けられるのだろうか。それとも、AndroidやRIMといった企業がAppleの成長を阻害し始めるのだろうか。