アップル、FBIが全令状法を「魔法の杖」のように使っていると非難

アップル、FBIが全令状法を「魔法の杖」のように使っていると非難

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アップル、FBIが全令状法を「魔法の杖」のように使っていると非難
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ブルース・シーウェル
アップルの法務チームはFBIに最新の回答を提出した。
写真:下院司法委員会公聴会

アップルの法務顧問ブルース・シーウェル氏は、FBIが連邦裁判所への最新の提出書類で「礼儀作法をすべて無視した」と述べたが、同社は本日の公式回答で「同様の対応をするつもりはない」と明言した。

iPhoneメーカーである同社は最新の提出書類で、FBIがAppleに相談する前にiCloudのパスワードを不適切にリセットしたため、あらゆる捜査手段を尽くしたという主張は誤りであると主張している。また、同社はiOS 8のリリースまでプライバシーと暗号化に関する公式見解を表明していなかったことも認めている。

本日の提出書類は、3月22日に連邦裁判所でFBIと対決する前にAppleが提出する最後の反論となる。Appleは提出書類の中で、サンバーナーディーノのテロリストのiPhoneのロック解除を求めるFBIの要請が大きな悲劇の最中に行われたにもかかわらず、裁判所は依然としてこの要請を却下すべきであり、同社の憲法修正第1条に基づく権利を侵害していると主張している。

「このような極めて緊迫した感情的な事件においてこそ、裁判所は市民の自由と法の支配を熱心に守り、政府の権限の濫用を拒絶しなければならない。したがって、本裁判所は政府の要請を却下し、命令を取り消すべきである。」

アップルは最終的に、テロリストのiPhoneのロックを解除し、より多くのテロ情報にアクセスしようとする政府の動機は理解できるが、「その目的を達成するための方法は、法の支配、民主的なプロセス、そしてアメリカ国民の権利に反する」と主張している。

33ページにわたる回答全文は以下からご覧いただけます。

アップルの取消請求を支持する反論書(1)キフ・レスウィング