
研究者らは火曜日、米国におけるアップルのコンピューターの売り上げが第2四半期に38%増加し、パソコン最大手ヒューレット・パッカードの売り上げの3倍以上になったと発表した。
ガートナーは、第2四半期の米国におけるアップル社のパソコン出荷台数が、2007年の同時期と比べて38.1%増加したと述べた。カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社は、米国内で約140万台のパソコンを出荷しており、2007年第2四半期の100万台から増加したとガートナーは述べた。
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米国コンピュータ市場におけるアップルのシェアも前年の6.4%から2ポイント以上増加して8.5%となった。「家庭用PC部門が引き続きアップルの最大の牽引役であり、教育部門への販売も好調だ」とアナリストのミカ・キタガワ氏は語った。
この数字は、パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏が月曜日に報告した8月の2,300万台を上回っている。アップルの出荷台数は先月初めに43%増加していた。この減速は、消費者向け販売の減速がPCメーカーにも影響を与えていることが原因とされている。
第2四半期の全世界のPC販売台数は16%増加し、出荷台数は約7,200万台となったが、米国での出荷台数はわずか4%増加し、1,650万台となった。
しかし、ガートナーによると、米国におけるPC販売の伸びには代償があったという。PCメーカーは値下げで売上を伸ばしたが、同時に収益も減少した。
PC購入者もデスクトップパソコンからノートパソコンへの移行を一時停止した。ガートナーは、IT部門がより安価なデスクトップモデルの購入を開始し、景気減速の影響が出始めたと指摘した。
ヒューレット・パッカードは、世界市場シェアが2007年第2四半期の18%からわずかに上昇して18.1%となり、再びトップのPCメーカーの座を獲得した。一方、デルは第2四半期にほぼ22%の成長を記録し、市場シェアを前年の14.8%から15.6%に押し上げた。
写真: アリスター・イスラエル