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あるアナリストは、Palmが今問題を抱えているなら、今年の夏まで待たなければならないと予測している。Appleが新型iPhoneを発表する可能性が高いだけでなく、BlackBerryメーカーのRIMや、Android搭載端末の勢力拡大も控えているからだ。
UBSのアナリスト、メイナード・ウム氏は、Appleが6月に新型iPhoneを発表すると予測している。PalmはAT&Tを通じてPri、Pixi、Plusのプロモーション契約を結んでいるものの、AT&Tがマーケティング力を新型Apple端末のプロモーションに集中させるため、Palmは単一キャリア戦略に絞られるとウム氏は見ている。実際、AT&TがPalm PreとPixiの発売を4月から6月か7月に延期すると発表した時、その動きが鈍る兆候が見られた。また、新型iPhoneがAT&Tの目をPalmの新型端末から引き離している可能性もある。カナコード・アダムズのアナリスト、ピーター・ミセック氏が今週初めに述べたところによると、AT&Tは新型iPhoneの発売に向けて「マーケティング予算を大幅に削減する」予定だという。
さらに、パームがアップルかグーグルに身を売った方が良いかもしれないとの噂がある中、アム氏は投資家に対し、AT&Tが8月までiPhoneに注力し、ベライゾンがAndroidベースの製品で忙しい時期に、パームは「規模を拡大する」(アナリスト用語で、より多くの端末を販売する)必要があると語った。
今週初め、モルガン・スタンレーのアナリスト、エフード・ゲルブルム氏は、Palmは自社の携帯電話シリーズを展開するのではなく、webOSを他社にライセンス供与する可能性があると指摘した。BNETの記者はこの見解を少し修正し、激化するAppleとGoogleの競争においてPalmは完璧な買収候補だと論じた。
[Electronista経由]