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画像:Apple
米国の通信事業者は、自社ネットワーク上でiPhoneユーザー向けにRCSメッセージングのサポートを開始しました。これは、メッセージアプリにRCSの切り替え機能が搭載されたiOS 18ベータ2のリリースに続くものです。
iOS 18 ベータ版を実行している iPhone ユーザーからの複数の報告により、RCS メッセージングが利用可能になったことが確認されています。
iOS 18ベータ版ユーザーはRCSメッセージングを体験できます
Appleは2023年11月に、Androidユーザーとのテキストメッセージのやり取りを改善するため、iPhoneにRCSメッセージングサポートを導入すると発表しました。その後、WWDC24で、RCSをiPhoneに導入するというコミットメントを改めて表明しました。この機能は、今年後半にiOS 18でリリースされる予定です。
iOS 18開発者向けベータ版の最初のバージョンでは、RCSメッセージングオプションがありませんでした。iOS 18のベータ版2では米国のiPhoneユーザー向けにオプションが表示されましたが、有効にしても何も起こりませんでした。しかし、翌日には、一部のユーザーでRCSのサポートが開始されたようです。
みんな…! pic.twitter.com/6NDjmH3WdH
— スナジーラボ(@SnazzyLabs)2024年6月25日
有効にすると、メッセージウィンドウの入力ボックスに「RCS」が表示されます。また、入力中インジケーターや既読通知などの機能も問題なく動作しているとの報告も寄せられています。
RCSが機能するにはキャリアのサポートが必要です
現在、RCSメッセージ機能は、T-Mobile、Verizon、AT&TネットワークでiOS 18ベータ2を実行しているiPhoneユーザーのみ利用可能です。各キャリアがRCSサポートを展開中であるため、この機能は有効化後すぐには動作しない可能性があります。
リッチコミュニケーションサービスは、通信事業者のサポートが必要です。そのため、ご利用の通信事業者がRCSをサポートしていない場合はご利用いただけません。
米国以外の通信事業者が、iOS 18 を搭載した iPhone 向けに自社ネットワークで RCS サポートをいつ有効にするかは不明です。OS は今後数か月間ベータ テスト中であるため、RCS サポートを追加する時間は十分にあります。