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パイパー・ジャフレーのアナリスト、ジーン・マンスター氏は金曜日、アップル社の取締役会は、スティーブ・ジョブズ氏の健康状態に重大な変化があり、同社事業における彼の高い注目度と積極的な役割を維持する能力に影響を与える可能性がある場合、株主に通知する義務があるべきだとする報告書を発表した。
マンスター氏は、ジョブズ氏の公の場での活動や、MacやiPhoneなどの製品開発への積極的な参加が、ジョブズ氏を会社の業績にとって重要な存在にしている同氏の役割の側面であるとし、「同氏の職務継続を妨げる可能性のある変更があれば、それを開示する責任がアップルの取締役会にあると我々は考えている」と記した。
今週初めに行われた同社の四半期決算発表で、最高技術責任者(CTO)のピーター・オッペンハイマー氏がジョブズ氏の健康状態に関する質問に対し、「プライベートな問題」と回答したことを受けて、アップルの株価は大きく変動した。その後のニューヨーク・タイムズの記事によると、ジョブズ氏は今年初めに体重減少の原因となったがんの手術を受けた後、がんは再発していないと側近に保証しているという。
本日のマンスター氏のレポートは、パイパー・ジャフレーの顧客に対し、「スティーブ・ジョブズ氏が引き続きアップルのCEOを務めないと信じる理由はない」と保証し、アップル株に対するマンスター氏の買い推奨と250ドルの目標価格を再確認することが目的だった。
AppleInsider経由