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誰もが知るAppleアナリスト、ジーン・マンスター氏が本日ニューヨークで開催されたBusiness Insider主催のIGNITIONカンファレンスで講演しました。マンスター氏が取り上げた話題の一つがApple TVでした。長年にわたり、マンスター氏はAppleが文字通りのテレビを発売する最大の支持者の一人です。彼は最新の予測ではApple TVの発表時期を来年末に延期しましたが、昨年はAppleが2013年初頭に出荷を開始すると予測していました。
Apple のリビングルームに対する本当の計画はまだ不明だが、今日、Munster 氏は Apple が今年 HDTV を発表しなかった理由を説明した。
Business Insider は次のように報じている。
今年のIGNITIONカンファレンスで講演したマンスター氏は、Appleのテレビ計画についてアジアのサプライチェーン関係者と話をしたと述べました。関係者によると、Appleはテレビ向けに特定のタイプのスクリーン、インジウムガリウム亜鉛酸化物(IGZO)スクリーンを要求していました。メーカー各社は、大画面テレビ向けにこのスクリーンを製造するのに苦労していました。
IGZOは、そのエネルギー効率と超高画素品質から、現在ディスプレイ技術のホットなバズワードとなっています。シャープは来月、7インチタブレット「AQUOS Pad」を発売し、IGZOディスプレイを搭載した初の量産型コンシューマー向けデバイスを発表します。AppleがiPad miniにIGZOディスプレイを搭載するのではないかとの憶測もありましたが、結局はより安価なLEDディスプレイを採用しました。
IGZO技術が現在サプライチェーンにおいていかに新しく未開拓であるかを考えると、Appleが実際に42インチ以上のHDTVの注文を要請したとしても、問題が発生するのは当然と言えるでしょう。Appleがこの謎のテレビ製品を出荷していない理由はディスプレイ技術だけでしょうか?もちろん違います。ハリウッドとの煩雑なライセンス交渉が未だに完了していないという問題もあります。ハードウェアだけが問題なわけではありません。
さらに、Appleはケーブルプロバイダーを補完する新しいセットトップボックスを開発しているだけだという噂もあります。現時点では、希望的観測と現実を切り離すのは難しいです。Munsterは両方の要素を少しずつ伝えているのかもしれません。
出典:ビジネスインサイダー
画像: CNET