- ハウツー

写真:チャーリー・ソレル/Cult of Mac
Twitterは、市役所が誰でもバーやレストランを開けることを許しているような、街の一角のようなものです。活気があり、誰もが集まる場所ですが、夜遅くに間違った脇道に入るのは絶対に避けたいものです。無名の個人に対する検閲が続く一方で、有名人や団体によるヘイトスピーチや嘘が助長されている現状を考えると、Twitterを辞めた方が良いかもしれません。
本気でTwitterをやめたいなら、ツイートを削除した方がいいでしょう。Twitterは「エンゲージメント」で成り立っています。ツイートを削除すれば、エンゲージメントの対象が何も残らなくなってしまいます(もっとも、その「コンテンツ」は既に完全に削除されている可能性はありますが)。ツイートを削除し、Twitterのプロフィール欄に「辞めました」と記載すれば、ただこっそり抜け出すよりも強いメッセージを送ることができます。また、誰かがあなたになりすますのを防ぐのにも役立ちます。
ツイートを削除する
残念ながら、Twitter本体からツイートを一括削除する方法はありません。また、Twitterはサードパーティ製アプリで一度に削除できるツイートの件数を3,200件に制限しています。ツイートの量によっては、これで十分かもしれませんし、全く足りないかもしれません。私の場合は約15,000件のツイートがあるので、5回に分けて削除することになります。
Metafilterの創設者マット・ホーギー氏は、今週ついにTwitterをやめることを決意し、その方法を解説したガイドを公開しました。要点は「TweetDeleterを使う」という点です。TweetDeleterは有料サービスです(無料版は1日5件しか削除できず、使い物になりません)。

写真:Cult of Mac
月額15ドルのUnlimitedプランに加入すれば、ツイートを無制限に削除できます。そして、TweetDeleterアカウントを削除し、念のためTwitterのパスワードも変更しておくと良いでしょう。Haughey氏によると、TweetDeleter自体の動作は不安定だそうです。
TweetDeleterは、あなたがTweetDeleterを使ったことを知らないうちに、あなたになりすましてツイートしてしまう可能性があります。正直言って、たった3時間15ドルも払って使ったサービスなのに、これはかなりひどい話です。TweetDeleterを使う必要がなくなるので、使い終わったらメンバーシップをキャンセルするのを忘れないようにしてください。
なかなか上品なサービスですね。Haughey氏もPayPalで支払いました。TweetDeleterは、3,200件というツイート制限を回避するために、ツイートのアーカイブをアップロードします。すると、アーカイブから一致するツイートを検索し、個別に削除してくれます。数時間かかるようです(この記事の執筆時点では、サイトのサービスは現在利用できないため、さらに安心できます)。
私の見る限り、ツイート削除サービスはどれも特に信頼できるようには思えません。ですから、TweetDeleterは他のサービスと同じくらい良いでしょう。それに、アカウントに対して望まない操作をするようなことはほとんどできません。いずれにせよ、事実上アカウントを破壊してしまうことになるのですから。
Twitterの後の人生
では、Twitterの次はどこへ行けばいいのでしょうか?Twitter、Facebook、YouTube、Instagramなどの問題は、それらがあらゆる権力を握っていることです。あなたの言葉や写真、そして人間関係さえも、彼らが掌握しているのです。Micro.blogの創設者であるマントン・リースは、この状況を次のようにまとめています。
過去12年間、私たちは巨大で中央集権的なソーシャルネットワークに過剰な権力を握らせてきました。2016年の選挙でそのツケが払い始め、その影響は今も続いています。解決策は明白です。自分のサイトに投稿し、他の人にも独自のドメイン名を取得するよう促し、Micro.blogのような、キュレーション機能を備えた小規模なソーシャルネットワークを支援することです。
これは不可能に思えるかもしれません。そもそも、Twitterではなく自分のマイクロブログに投稿したら、誰が読むでしょうか?誰もがTwitterを使っているのですから。しかし、別の視点で考えてみましょう。Twitterユーザーの大半は、フォロワーがほんの一握りしかいません。ですから、自分の考えを他の場所で発信しても、人気が下がることはありません。それに、フォロワー数が多い人(ちなみに、Micro.blogにはフォロワー数は表示されません)は、読者を引き込む力を持っているかもしれません。
あるいは、SNSを完全にやめてしまうのもいいでしょう。結局のところ、SNSは悲惨なことや悪意、猫の動画ばかりですからね。面白くて可愛い猫の動画ばかりですから。