NYT: アップルのタブレットの誇大宣伝は聖書の規模に達している

NYT: アップルのタブレットの誇大宣伝は聖書の規模に達している

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NYT: アップルのタブレットの誇大宣伝は聖書の規模に達している
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(クレジット:ニューヨーク公共図書館、wallyg/Flickr)
(クレジット:ニューヨーク公共図書館、wallyg/Flickr)

Googleによると、「Appleタブレット」というキーワードはオンラインで1300万回以上検索されている。この伝説のデバイスに関する記事が大量に書き出され、1月26日の発表が迫る中、ニューヨーク・タイムズのコラムニストが、この騒ぎに批判の矛先を向けている。

「モーゼが山から降りて以来、タブレットについてこれほど大騒ぎになったことはない」とメディア記者のデイビッド・カー氏は書いている。フォーチュン誌によると、カー氏(噂のアップル製品を「ジーザス・タブレット」と呼んでいる)は、2009年12月のニューヨーク・タイムズ紙だけで20回以上言及されたうちの1つに過ぎないという。


iSlate、あるいは最終的にどんな名前になるにせよ、この製品は売上と広告収入の減少に見舞われている印刷業界を救うことになるだろうか?もしかしたら、そうかもしれない。カー氏は、このタブレットは「印刷物と消費者のロマンスを新たにするチャンス」だと示唆している。クリスマス期間中、Amazonが電子書籍の販売数が印刷書籍の販売数を上回ったと発表した時、最初の火花が散ったのかもしれない。

ニューヨーク・タイムズの別の記者は、同社のインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に寄稿し、このタブレットの潜在能力を、アップルのもう一つの大ヒット商品であるiPhoneに例えている。

「本当に優れた電子書籍リーダーが登場すれば、市場は爆発的に成長するだろう」と、デザインコラムニストのアリス・ローソーン氏は書いている。「もしそれが実現すれば、電子書籍、新聞、雑誌の需要は急増するはずだ。」

しかし、1月7日から開催されるCESを機に、多くのライバル企業がAppleの勢いを奪おうとすると予想されている。BusinessWeek誌によると、Dell、Notion Ink、Freescale Semiconductor、そしてMicrosoftでさえ、この毎年恒例のガジェットイベントを自社タブレットのプロモーションに利用する可能性があるという。

[フォーチュン、AppleInsider、NYT]