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来年からiPadのアルミニウム背面に「Assembled in Brazil」の刻印が入ることを期待しているなら、考え直した方がいい。ブラジル当局は現在、Foxconnの「常軌を逸した要求」により120億ドルの契約が完全に頓挫し、iPhoneとiPadの製造はアジアにしっかりと根付く可能性があると主張している。
ロイターの報道によると、ブラジル当局はフォックスコンと政府が減税や労働条件などで合意に達することができないと述べている。
さらに、ブラジルの税金の高さと未熟練労働者の多さもフォックスコンの期待に応えられず、協議は難航している。
フォックスコンの中国発祥の地から期待が高まったことは間違いない。ここでの行き詰まりの大きな要因は文化的な隔たりにあるようだ。
「台湾側はブラジルでどのようにビジネスを展開するかを模索しているなど、多くの問題を抱えています。ブラジル側も複雑な製品をどうやって生産するかを模索しています」と政府関係者は述べた。「最終的には、より小規模な事業から始めることになるかもしれません」
もっと小さい? Kindle Fireみたいに?
この報道で奇妙なのは、わずか1週間前、ブラジルのアロイジオ・メルカダンテ科学技術大臣が、フォックスコンの工場は「準備が整っており」、iPad 2の生産を開始すると発言していたことです。これは全くの嘘か、フォックスコンは政府から望む譲歩を得るために、工場を放置して朽ち果てさせる覚悟を決めているのかもしれません。