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写真:BMW
アップルは過去数カ月にわたり、自社の電気自動車プロジェクトに取り組むために自動車メーカーから優秀な人材を盗んできたが、新たな噂によると、アップルはプロジェクトを進めるために別の高級自動車メーカーの車の車体を丸ごと盗もうとしていたという。
マネージャー・マガジンの報道によると、アップルは自社製電気自動車のベースとしてBMW i3のカーボンファイバー製ボディを採用することに興味を示していた。CEOのティム・クック氏は、秋にBMWを訪問した際にライプツィヒのi3生産チームの上級管理職と会談し、その可能性について話し合ったとされているが、BMW i3のボディ採用交渉は決裂した。
BMW i3はテスラの電気自動車ほど革新的ではないが、このドイツ製の自動車は炭素繊維強化プラスチック製のボディシェルを採用しているため、米国で販売される自動車の中で最もエネルギー効率に優れた車となっている。しかしBMWは既に米国で他のどの自動車メーカーよりも高い割合でプラグイン自動車を販売しており、この車がアップルにとって魅力的であったことは容易に理解できる。
AppleとBMWの交渉が現在も継続中かどうかは不明だ。ドイツの雑誌「BMW」によると、交渉は昨年秋に決裂したが、両者は今後も協議を継続し、随時互いの見解を確認することで合意したという。
アップルの電気自動車プロジェクトは昨年ティム・クック氏からゴーサインを得たとされており、同社ではすでに数百人の従業員がこのプロジェクトに取り組んでいる。
出典: GreenCarReports