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あるアナリストは金曜日、Appleが6月に低価格のiPhoneを発表する可能性があると予測した。この端末は、普及を阻む2つの大きな障壁、すなわちハードウェアのコストとサービスプランのコストに対処するように設計されている。iPhoneのハードウェアのコストは85%の人にとって購入をためらわせる要因であり、サービスプランは66%の人にとって障壁となっている。
モルガン・スタンレーのアナリスト、ケイティ・ヒューバティ氏は投資家に対し、「アップルは6月に、総所有コストの低減と、ジェスチャーベースの技術を含む可能性のある新機能の両方を備えた新型iPhoneを発売すると予想している」と語った。
ヒューバティ氏は、このようなコスト削減により、アップルは携帯電話市場の15%のシェアを獲得し、通信事業者から平均200ドルの補助金を受け、株価は1株358ドルまで急騰する可能性があると述べた。
アップルが昨年中国でiPhoneを発売した際、大きな障害となったのは価格だった。何百万人もの中国人は、どのネットワークでも利用できるグレーマーケットのiPhoneか、プリペイド端末を購入している。アップルは木曜日、今後2年間で中国に25店舗をオープンする計画を発表した。
ハバティ氏は、2010年のiPhone販売台数についてかなり強気な予測を発表し、暦年で600万台のiPhoneを販売すると予測した。これはウォール街が予想する平均300万台から400万台を上回る数字だ。
同アナリストはまた、iPadの2010年の売上台数を600万台と予測している。これは、同機器に対する「予想を上回る需要」によるものだ。3月に発売が予定されているAppleのタブレット端末は、800ドル未満のノートパソコンの売上、つまり世界で1億2000万台、米国で3000万台規模の市場を圧迫するだろう。
かつてはアップルの価格設定に否定的だったことで知られるヒューバティ氏は、現在ではカリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社を「モバイルインターネットをめぐる戦いの明確な勝者」とみなしている。
[AppleInsiderおよびFortuneのBrainstorm Techより]