RIM取締役会、投資家の反乱で共同CEOを解任か

RIM取締役会、投資家の反乱で共同CEOを解任か

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RIM取締役会、投資家の反乱で共同CEOを解任か
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ブラックベリープレイブック
画像はFlickrユーザー:estilopdaよりCCライセンスに基づいて使用されています。

ブラックベリーメーカーのリサーチ・イン・モーションは、経営に関してはしばしば左利きのように見える。度重なる失敗を経て、同社は最大の障害であるRIMの共同CEOの解任を検討している。しかし、数ヶ月に及ぶ投資家の反発を鎮めることができるだろうか?


フィナンシャル・タイムズ によると、RIMの経営陣交代を検討している委員会は、共同CEOのジム・バルシリー氏とマイク・ラザリディス氏を社外取締役に交代させ、取締役会議長に就任させる準備を進めている。最終決定は1月31日に下される予定で、RIMの経営陣には31日間の猶予が与えられる。

RIMはコメントを控えているものの、バーバラ・スティミエスト氏がこのポストの最有力候補と目されている。バルシリー氏とラザリディス氏は、RIMの戦略変更を阻む要因とみられている。2011年、RIMは幾度となく失敗し、市場シェア、消費者の信頼、そして投資家の支持を失った。RIMは本日、在庫処分のため、BlackBerry PlayBookタブレットの価格を299ドルに値下げした。発表に際し、同社は「アマチュア時代は終わった」と宣言し、AppleのiPadをはじめとする競合タブレットをターゲットに据えた。

2012年初頭のBlackBerry 10プラットフォームのリリースを期待していた開発者たちは、iPhoneとAndroid端末がスマートフォン市場を席巻する中で、リリースの遅延に失望した。一方、RIMの共同CEOが過度に楽観的な売上高予測を繰り返し提示したことで、投資家はRIMへの投資を断念し、株価は下落した。

報道によると、RIMの共同CEO2人が取締役の決定を拒否した場合、取締役会の運営から解任されることは依然として阻止される可能性がある。しかし、この動きは両共同CEOの行動を確固たるものにし、RIMのリーダーとしての解任を確実なものとするだろう。