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AT&TがAppleのタブレット端末の独占データ契約を結んでいるにもかかわらず、VerizonはiPadで利益を上げる方法を模索している。ライバルの通信事業者であるVerizonは、メモの中で、Appleの新しいガジェットを「VZWにとってのビジネスチャンス」と捉え、4月下旬に3G iPadが発売されるまでのつなぎとして、MiFi無線ルーターを従業員に推奨するよう促している。
Engadgetが入手したメモによると、3G iPadは4月に発売されるWi-Fi版よりも130ドル高くなるとのことだ。しかし、3G iPadの発売に伴いこの優位性は逆転する可能性があり、iPadとMiFiの組み合わせは加入者にとってより高額になる可能性がある。(AT&Tのデータ無制限プランは29.99ドルとなる。)
AppleがAT&TとのiPhone独占契約を1年間更新する可能性が高まるなど、一連の挫折により、Verizonの経営はやや後退している。iPadの発売とAT&Tの関与が報じられるまでは、Verizonがこの象徴的な端末を提供する米国で2番目の通信事業者になるのではないかという憶測が広がっていた。しかし、こうした不確実性から、ウォール街の一部ではVerizonの投資判断が下方修正されている。
[Silicon Alley InsiderおよびEngadget経由]