フォックスコン、iPhone需要の「失望」を受けて2013年第1四半期の売上が減少

フォックスコン、iPhone需要の「失望」を受けて2013年第1四半期の売上が減少

  • Oligur
  • 0
  • vyzf
フォックスコン、iPhone需要の「失望」を受けて2013年第1四半期の売上が減少
  • ニュース
foxconn-iphone_large_verge_medium_landscape

ロイター通信によると、フォックスコンの売上高は2013年第1四半期に19%減少し、その原因はアップルのiPhoneに対する「期待外れ」の需要にあるとされている。1月から3月までの売上高は8,089億7,000万台湾ドル(269億6,000万ドル)で、2012年第4四半期の9,882億4,000万台湾ドル(329億9,000万ドル)、そして前年同期の1兆台湾ドル(333億8,000万ドル)を下回った。

KGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は、「四半期ベースの減少は予想されていたが、年間ベースの減少は予想されていなかった」と述べた。「これは、鴻海の売上高がアップルに過度に依存していることを示しており、iPhoneの受注は予想以上に減少した」

クオ氏は、フォックスコンが2013年第2四半期に売上高は横ばいになると予想しており、今年上半期には同社の純利益が圧迫されるだろうと予想している。

フォックスコンは、クパチーノに本社を置くAppleの大人気MacやiOSデバイスの組み立てを担っており、売上高の60~70%をAppleから得ている。しかし、一部のアナリストは、Appleの売上高が期待外れに終わり始めていると指摘している。12月四半期の売上高は「ホリデーシーズンの売上不振」により予想を下回った。

サムスンなどのライバル企業が市場の様々なセグメント向けに様々なデバイスを展開しており、Appleはこうした企業からの脅威に対抗するために低価格のiPhoneを発売する必要があると考える人もいる。一方で、Apple TVやiWatchのような全く新しい製品が 必要なだけだと考える人もいる。

最近の報道によると、AppleはiPhone 5Sを今夏に発売すると予想されており、新型iPadは今秋に発売される予定だ。また、iWatchが2013年末までに発売される可能性や、低価格版iPhoneも登場する可能性があるという報道もある。

出典:ロイター