
アマゾンが自社のモバイルアプリ向けマーケットプレイスを「Appstore」と名付けたことに対し、Appleは激怒した。Appleは他社よりずっと早く「The App Store」という名称を使い始めたため、アマゾンは顧客を欺こうとしているとして、連邦地方裁判所に訴えを起こした。
しかし、誰もがAppleの見解に同調しているわけではなく、米地方裁判所はAmazon Appstoreが虚偽の広告であり顧客を欺いているとするAppleの主張を却下した。
Appleの主張は、Amazon Appstoreの名前がAppleのApp Storeとあまりにも類似しており、顧客は長年「App Store」を使用してきたため、AmazonのアプリマーケットプレイスはAppleと提携していると考えるだろうというものだった。
裁判所は、「Appstore」という名称の使用だけでは、Amazon Appstoreの性質、特徴、または品質がApple App Storeと同一であると表明しているとは解釈できないというAmazonの主張を認めた。また、裁判所は、AppleがAmazonがAndroid版Appstoreのユーザーを欺いたことを証明できなかったと判断した。
裁判所はAppstoreに関してAmazonに有利な判決を下したが、この訴訟にはまだ判決を下すべき5つの要素が残っており、虚偽広告の主張はAndroid版Appstoreが商標権侵害を構成するかどうかには関係がない。
出典:The Verge