
ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、Appleのチップアーキテクチャチームの上級管理職のLinkedInプロフィールには、Appleが次世代iPhone向けに独自のARMプロセッサを開発していることが確認されているようだ。
多くのアナリストによると、現行のiPhoneにはサムスン製のチップセットが搭載されているが、Appleは4月にチップメーカーのPA Semiconductorを3億ドルで買収し、iPhoneとiPodの設計ニーズを満たすカスタム低消費電力チップを開発すると噂されている。この買収でAppleに移籍したPA Semiconductorチームのメンバー、Wei-han Lien氏は、人気ソーシャルネットワーキングサイトのプロフィールで現在のプロジェクトを「iPhone向けARM CPUアーキテクチャチームの管理」と記載しており、Appleが間もなくiPhone用プロセッサのアウトソーシングを中止することを示唆している。
AMDの元最高技術責任者フレッド・ウェーバー氏によると、Appleは独自のARM構成を開発することで、ソフトウェアアクセラレータやグラフィックエンジンをサポートするプロセッサを開発できるという。さらに、外部のチップサプライヤーを手放すことで、Appleは将来の製品に関する情報を誰が持つかについて、より厳格な管理を維持できるだろう。
予想通り、Apple は子会社として運営している PA Semi に関する問題についてはコメントを控えた。
c|net経由