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写真:ジム・メリシュー/Cult of Mac
新たなレポートによると、Spotify が高額料金の支払いを回避しようとしていることにより、Apple Music に大きな優位性がもたらされているという。
Appleは、ソングライターへの報酬引き上げの決定に対して異議を申し立てていない唯一の大手音楽ストリーミングサービスです。その結果、Apple Musicはソーシャルメディアで大きな注目を集めています。
しかし、音楽ストリーミングサービス各社はこの計画にあまり乗り気ではない。SpotifyはAmazon、Google、Pandoraと並び、いずれもこの決定に異議を唱えている。一方、この計画を支持しているのはAppleだけだ。
悪い報道がSpotifyの評判を悪化させている
Spotifyの対応は、アーティスト、ソングライター、その他のクリエイターから不評を買っています。多くの人がSpotifyのサブスクリプションを解約し、ソーシャルメディアでハッシュタグ「#CancelSpotify」を使ってそのことを公に発表しています。
ファンの中には、お金がこれからはApple Musicに流れるだろうと語る人もいる。これはAppleにとって素晴らしいことで、同社は今や「うらやましい立場」にあるとVarietyは報じている。
これらのクリエイティブな活動は、Spotify の評判を落としながらも Apple の良い PR 効果を生んだだけでなく、CRB への上訴の結果がどうであろうと、Apple が利益を得ることになる。
「SpotifyがCRBに対する控訴に勝訴した場合(勝算は低いとみられる)、Appleはロイヤルティ率の引き下げによって利益を得ることになる」と報告書は説明している。「Spotifyが敗訴した場合、Appleは他のストリーミング事業者に同調しないことでヒーローのように見えるだろう。」
アップルは音楽に頼る必要はない
AppleがSpotifyに対して持つもう一つの優位性は、音楽がAppleの中核事業ではないことです。Appleは高い料金を支払って利益の減少を吸収できる一方、Spotifyはより大きな影響を受けるでしょう。
最近Appleを提訴し、同社との争いを始めたSpotifyも、今では上場企業となっている。そのため、投資家からは、可能な限り利益を上げ、将来的に有利な立場にあることを証明するようプレッシャーをかけられている。
Spotifyはただやるべきことをやっているだけだと主張する人もいるかもしれない。しかし、平均的な音楽ファンにとっては、Spotifyは収益さえ上げればクリエイターのことなど気にしていないように映り始めている。