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酒浸りで虹色の服を着た全宇宙の王に認められるために、牛やスクーナー船や海の怪物を巨大なボール状に丸めるという向精神性のスリルを味わったことのない人たちに、高橋慶太のシュールレアリスト的パズルアクションゲーム「塊魂」への私の中毒を説明するのは、いつも苦労してきた。
もしあなたがそういう人で、最後の一文が全く意味をなさなかったなら、高橋氏の続編『のびのびボーイ』を説明するのはさらに難しくなるだろう。このゲームでは、ミミズのような四足歩行の少年(BOY)が、マップ上で伸び続ける腹部を伸ばし、唯一の恋人である少女(GIRL)にたどり着かなければならない。というわけで、とりあえず『のびのびボーイ』の移植版がiTunes App Storeで1.99ドルで発売されたという事実だけをお伝えして、今日はこれで終わりにしよう。
でも、本当に無理なんです。だって、Noby Noby BoyはiPhoneで見ると全く違うゲームに見えるんです。実際、「ゲーム」セクションにも入っておらず、生産性アプリとしてリストアップされています。実際、ゲームらしいゲームには思えません。App Storeのアプリ内情報によると、BOYを時計の針にしたり、BOYの体をメモ帳にしたり、GPSユニットを使って現実世界での移動距離に応じてBOYを伸ばしたりできるらしいのですが。
すごい?いや、正直言ってよく分からない。高橋が今まで作った中で一番変なゲームを、さらに変なiPhone用生産性アプリに仕立て上げるなんて、誰が想像しただろうか?でもたった2ドルだし、別にどうでもいいや。