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最初のiPhoneワームをリリースしたことで両親に叱責された21歳のオーストラリア人男性が、アプリ会社に就職した。
アシュリー・タウンズさんはアイキーに「手に負えない実験」と書き込んだ。このワームはiPhoneの壁紙を80年代のポップシンガー、リック・アストリーの画像に差し替えるというものだった。1987年のヒット曲「ネヴァー・ゴナ・ギヴ・ユー・アップ」を歌ったアストリーは、「リックローリング」として知られるインターネットいたずらの種となった。このおとり商法ワームは、普通の動画をアストリーの動画に差し替える。
ワームがジェイルブレイクされたiPhoneに感染した翌日、タウンズ氏は殺害予告やメディアの注目、仕事のオファーを受けたと語った。
BBCの報道によると、タウンズ氏はオーストラリアのアプリ会社mogenerationと契約を交わした。mogenerationは現在iTunesで4つのアプリを提供しており、そのうち2つは子供向けの気晴らしアプリ、2つはレストラン検索アプリだ。
タウンズ氏が作成したワームは、ING のオンライン バンキングの顧客を狙った悪質なワームの扉を開くものではなかった。
「彼がこのように報いを受けたにもかかわらず、自身の行為を後悔すら表明していないのは、不快な思いです」と、セキュリティ企業ソフォスのグラハム・クルーリー氏はBBCニュースに語った。
タウンズ氏は、セキュリティ問題を提起するためにウイルスを作成したと述べた。彼は刑事訴追を受けていない。