Apple、iPhoneアプリ開発者向けのプライベートAPI呼び出しを承認

Apple、iPhoneアプリ開発者向けのプライベートAPI呼び出しを承認

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Apple、iPhoneアプリ開発者向けのプライベートAPI呼び出しを承認
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禁断の果実1

App Storeの承認手続きは最近変更され、プライベートAPI呼び出しを使用するアプリは自動的に拒否されるようになりましたが、開発者によるプライベートAPI呼び出しの使用を禁止してきたAppleの姿勢は、最近やや揺らぎを見せています。スティーブ・ジョブズ氏がプライベートAPIを使用してビデオストリーミングを実現するアプリを自ら承認したことに続き、Appleが開発者に対し、UIGetScreenImage()プライベートAPI呼び出しをアプリケーション内で正式に許可するという報道が出てきました。

公式開発者フォーラムでこの変更について説明した Apple フォーラムのモデレーターによると、「この問題を慎重に検討した結果、Apple はアプリケーションが UIGetScreenImage() 関数を使用して現在の画面の内容をプログラムでキャプチャできるようにしました。」

ただし、開発者は、「iPhone OS の将来のリリースでこの機能と同等のパブリック API が提供される」場合、アプリケーションを更新することを想定しておく必要があります。その場合、「UIGetScreenImage() を使用するすべてのアプリケーションでパブリック API を採用する必要があります。」

これはいくつかの点で興味深い展開です。まず、UIGetScreenImage() を十分な数だけ貼り付けるだけで、古いモデルのiPhoneでもiPhoneカメラからの動画をストリーミングできるようになります。さらに興味深いのは、Appleが最も需要の高いプライベートAPI呼び出しの多くに相当するパブリックAPIを作成しようとしていることを示唆していることです。iPhone OS 4.0のリリースまでに、アプリ開発の可能性は飛躍的に広がるはずです。

[TUAW経由、画像はアラルバルカン経由]