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木曜日にAppleが12ペタバイト(約1万2000テラバイト)のデータ保存設備を購入したという報道を目にされた方もいらっしゃるかもしれません。この報道を受け、カリフォルニア州クパチーノに本社を置くAppleが今後展開するクラウドベースのサービスを狙った買収ではないかとの見方が出ています。金曜日、ウォール街のあるアナリストは、これほど膨大な量のデータは、Appleの人気アプリiTunesのオンライン版「Cloud Tunes」と「うまく噛み合う」と述べました。
「アップルは秋までに新たなクラウド戦略を発表するだろう。おそらくMobileMeサービスを統合し、ノースカロライナ州のデータセンターへの多額の投資を活用するだろう」とバークレイズ・キャピタルのベン・ライツェス氏は書いている。
Amazonは最近、Apple(とGoogle)に先んじて、ストリーミング再生可能なインターネットベースの音楽ストレージサービス「CloudDrive」を発表した。しかし、ライツェス氏は、AppleのクラウドベースのiTunesサービスははるかに充実したものになると考えている。
「Appleのサービス開始は、何年分ものファイルを持つ何百万人ものユーザーを抱えていることを考えると、Amazonよりもはるかに複雑になると考えています。」さらにアナリストは、Appleがインターネットを単なる音楽のストリーミング以上のものに活用すると予測している。
「理論的には、クラウドベースのコンテンツサービスにより、Appleは搭載メモリが少ないデバイスのより安価なバージョンを提供できるようになり、より多くのガジェットを消費者の手に届けられるようになるだろう。」
Appleは過去にMP3プレーヤーで音楽業界を一変させたり、低迷するPC業界を揺るがすタブレットを発表したりしてきた。このテクノロジー界の巨人は、インターネットだけでなく、ハードウェア業界全体をも大きく変える可能性を秘めている。さあ、私たちに残されたのは、ただ待つだけだ。
[バロンズ]