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スクリーンショット:トーマス・フォックス=ブリュースター
何かが現実なのか、それともバットマンの悪役が作り出した妄想なのか、見分けるのが難しい時があります。WiSpearのiPhoneハッキングバンもまさにその例です。
このツールは、約3分の1マイル離れた場所からiOSまたはAndroidデバイスにマルウェアをインストールするために使用できると言われています。
WiSpearは、iPhoneをWi-Fiアクセスポイントに強制的に接続させるとされています。そして、中間者攻撃を用いてiOSデバイス間で送受信されるデータを盗聴します。Forbesによると、この移動型ハッキングツールを開発している企業は、デバイスにマルウェアをインストールすることも可能だと述べています。
WiSpearは複数のコンピュータを同時に攻撃することが可能です。ユーザーのiPhoneとMacを同時にハッキングできるとも言われています。ちなみに、このハッキングツールはAndroidスマートフォンでも動作します。
WiSpearには限界がある
スマートフォンやノートパソコンをハッキングするには、Wi-Fiアクセスポイントに接続する必要があるようです。Wi-Fiを全く使用していないデバイスにアクセスすることはできないようです。
ISS World と Eurosatory の見本市で展示された WiSpear を紹介する短いビデオをご覧ください。
ビデオ: トーマス・フォックス・ブリュースター
WiSpearは、イスラエル国防軍通信情報部隊の元司令官、タル・ディリアン氏によって開発されました 。この監視装置はバンに搭載されており、350万ドルから500万ドルで販売されています。
このハッキング装置には独自の限界があるものの、デバイスの Lightning ポートに接続する必要がある、広く使用されている GrayKey iPhone ロック解除装置よりもはるかに広範囲に渡って動作します。