- ニュース

写真:Apple
中国外交官はツイッターで、ファーウェイのロゴはスライスしたリンゴのように見えると示唆し、ファーウェイへの忠誠心を示した。
もし彼がiPhoneからツイートしていなかったら、Appleはもっと痛烈な打撃を受けたかもしれない。
趙立堅が写真を借りたのか、それとも自分でリンゴを切り分け、包丁の近くで扇形に広げて「ファーウェイのロゴを見てください。リンゴが切り刻まれています…」という気の利いたセリフを並べたのかは不明だ。
フォロワーたちはすぐに大笑いし、彼の投稿に「iPhone版Twitter」と書かれていたことを指摘した。イスラマバードの中国大使館副館長であるリジャン氏は、ブルームバーグが彼のソーシャルメディアでの失態を報じたことで、さらに注目を集めた。
あるTwitterユーザーは「最高!!!」と一言で反応した。
これは、米中間の貿易摩擦を巡る緊張に、ある種の軽快さをもたらすものだ。トランプ大統領は米国でファーウェイ製品の販売を禁止し、「アップル・ボイコット」運動が勢いを増している。こうした言辞と姿勢は、中国での製品販売拡大を目指すアップルの取り組みをますます複雑化させている。
ファーウェイはアップルを抜いて世界第2位のスマートフォンメーカーとなった。同社の最新機種は、カメラやiPhoneにはない機能で批評家から高い評価を得ている。
ファーウェイ幹部は過去にも、iPhoneメーカーのアップルを批判するツイートを投稿し、同社との競争を煽ろうとしたことがある。
アップルは反撃することは決してないが、その姿勢が中国のテクノロジー大手に裏目に出るのを喜ぶに違いない。
1月、ブルームバーグは、iPhoneから社内ツイートを送信したとして、ファーウェイの従業員2名が降格され、罰金を科されたと報じた。
ファーウェイの従業員によるiPhoneの使用は下級社員に限ったことではない。
昨年、ファーウェイのCFOである孟晩舟氏がカナダで逮捕された際、カナダ当局はiPhone 7 Plus、iPad Pro、そして2015年製MacBook Proの計3台のAppleデバイスを押収した。孟氏は、ファーウェイが米国の対イラン制裁に違反した容疑で逮捕された。