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写真:Ste Smith/Cult of Mac
東芝の半導体事業買収を目指すコンソーシアムに、アップルに続きさらに多くの大手テクノロジー企業が加わっている。
フォックスコンを筆頭に、デル、グーグル、マイクロソフト、シスコなどがこの買収提案に関わっている。アマゾンも参加を検討していると報じられている。
各社が今回の買収にどの程度投資するかは現時点では不明だが、フォックスコンのCEO、テリー・ゴウ氏は、今回の買収提案は他の買収提案と「非常に近い」と述べている。報道によると、180億ドル以上になる見込みだ。
買収が成功すれば、Appleと前述のテクノロジー企業は、世界第2位のNAND型半導体ベンダーの経営権を獲得することになる。東芝は、原子力部門ウェスティングハウスの巨額損失からの回復を目指し、収益性の高い半導体事業を売却する。報道によると、この買収プロセスには、ブロードコム、SKハイニックス、ウエスタンデジタルなども入札に参加している。
この買収案には米国の巨大IT企業が多数名を連ねているものの、フォックスコン主導の買収提案は成功しない可能性が高い。日本政府は、重要な半導体技術が国外に流出するリスクのあるいかなる取引も阻止すると表明している。
入札プロセスの結果は早ければ6月15日に発表される可能性があるが、それ以降も事態が長引いても驚かないように。
出典:ロイター