WSJ: フォックスコン、iPhone 5Sの準備で人材募集開始

WSJ: フォックスコン、iPhone 5Sの準備で人材募集開始

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WSJ: フォックスコン、iPhone 5Sの準備で人材募集開始
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 ブルームバーグとウォール・ストリート・ジャーナルの別々の2つの報道によると、フォックスコンはアップルの次期iPhoneの生産開始に備えて、新規従業員の採用を開始した。

同社は中国東部の鄭州にあるiPhone工場の人員を増強し、2月に実施していた採用凍結を解除した。サプライチェーン筋によると、新規雇用者は次期「iPhone 5S」に加え、アップルが生産能力増強のために要請している既存モデルの組み立ても担当すると報じられている。

鄭州工場は25万人から30万人を雇用しており、  3月末以降、 組立ラインの作業員が毎週 約1万人増加していると、 WSJは 報じている。フォックスコンの広報担当者は採用の詳細を明らかにしず、「フォックスコンは顧客からの季節的な需要に対応するため、鄭州工場の従業員数を拡大し続ける」とのみ述べた。

しかし、同社の計画に詳しい幹部たちは、沈黙を守るつもりはないようだ。「新型iPhoneの量産を間もなく開始するため、最近は非常に忙しいのです」と、ある幹部はWSJに語った。

最近の報道によると、iPhone 5Sは2013年第2四半期に生産開始となり、年内後半の発売に先駆けるとのことです。低価格帯のiPhoneも登場する可能性もあり、新興市場においてサムスンなどの競合に対抗できる可能性が高まります。

フォックスコンは、最近スマートフォンとタブレット市場におけるアップルとの競争激化によるプレッシャーを感じていると言われており、3月の売上高は予想を下回りました。しかし、アップルの新製品が生産開始となる5月頃には業績が回復すると予想されています。

フォックスコンは現在、成都、深セン、武漢、鄭州に工場を持ち、中国で約140万人の従業員を雇用している。