
Googleは、Nワードを含む人種差別的な中傷がGoogleマップ上でホワイトハウスとして表示されたことを受けて、1か月間で2度目の大規模なマッピングの失態となったことについて謝罪した。
「n****r house」や「n****r king」を含む検索では、バラク・オバマの邸宅が上位の候補の1つとして表示された。
Googleの広報担当者は声明で、「Googleマップに不適切な検索結果が表示されており、これは本来表示されるべきではありません。ご不快な思いをさせてしまったことをお詫び申し上げます。現在、この問題の早急な解決に取り組んでおります」と述べた。
Googleは、不快な検索結果の原因について説明していませんが、ユーザーが地図を編集できるツール「マップメーカー」が原因である可能性が十分にあります。マップメーカーは、Googleが問題解決に取り組んでいる間、サービスを停止しています。
Googleの検索ツールが不快な人種差別的な検索結果と関連付けられたのは今回が初めてではない。ハーバード大学法学部のラタニヤ・スウィーニー教授による研究では、アフリカ系アメリカ人を連想させる名前は、犯罪行為に関連する広告が表示される可能性が高くなるという結果が以前にも示されている。また、Googleの物議を醸したオートコンプリートシステムは、ユーザーが「なぜ」と入力してGoogleに文章の候補を提示させた際に、人種差別的な検索クエリを提案した。Googleマップでは以前、パキスタンのラワルピンディー近郊の地点でAndroidボットがAppleロゴに放尿する画像が表示されたことをCult of Androidが発見し、大きな話題を呼んだ。出典:ワシントン・ポスト