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写真:サンライズ
TwitterやBMWなどの大企業と並んでApple Watchアプリの開発に携わるため、Appleの飛行機でクパチーノに派遣されたオーストラリア人のインディー開発者が、末期がんを患っているという話を偽造したとして非難を浴びている。
健康的な生活の提唱者ベル・ギブソン氏が作成したiPhone向け料理アプリ「The Whole Pantry」がApp Storeから削除され、同時に付随するApple Watchアプリも、Appleの次期ウェアラブル向け「近日公開」アプリのリストから消えた。

ギブソンさんの話は先週、従来の医学に頼らずに末期の脳腫瘍を治療したと主張していた26歳の起業家が「誤診」されていたことを認めたことで疑問視された。
親しい友人らは診断結果を信じなかったと名乗り出ており、一方で医療専門家らは、この話は信じられないと述べている。
それ以来、ギブソンをスターにしたメディアの注目が再び集まったが、今度は否定的な焦点を帯びている。
ギブソン氏は募金活動で集めた数千ドルを慈善団体に寄付しなかったとされ、マスコミや世間から激しい反発を招いている。
「私自身と会社にとって、この1週間をめぐる皆さんの怒りと困惑を認識することが重要だと考えていますが、それが他の人たちがこれを永続させたり、悪意を持って反応したりしたことを正当化するものではありません」と彼女はデイリーメール紙に語った。
ギブソン氏はこの騒動により、ペンギン社やアトリア・ブックス社との出版契約も失った。

出典:シドニー・モーニング・ヘラルド