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Appleは、CIO、ITリーダー、そしてITプロフェッショナル向けに新しいホワイトペーパーを公開しました。このホワイトペーパーは、Lionで導入され、Mountain Lionでも高セキュリティ機能として引き続き提供されるFileVault 2を対象としています。42ページに及ぶこのホワイトペーパーは、MacをWindows中心のエンタープライズ環境に統合するためのメカニズムとベストプラクティスを詳述する、Appleが提供するホワイトペーパーやガイドのコレクションに加わるものです。
新しいガイド「FileVault 2導入のベストプラクティス」は、Appleのトレーニングおよび認定サイト(Appleの他のITホワイトペーパーやガイドと共に)から入手できます。このガイドは、ITプロフェッショナルがFileVault 2を実装する方法を中心に解説しており、Appleが推奨する3つの異なるモデルについて詳しく説明しています。
- MacユーザーがIT部門の介入をほとんどまたは全く必要とせずにFileVault 2を有効にするセルフサービス方式
- 「カフェ」戦略では、IT部門がユーザーにFileVault 2の導入を支援するために、セットアップ、日常的な使用、回復操作のためのオプションとサービスの「メニュー」を提供します。
- IT 部門が FileVault 2 のセキュリティ戦略を決定し、ユーザー向けに設定し、必要に応じて回復操作を処理する集中管理型の設定
このガイドでは、AppleがFileVault 2の設計時に用いた概念に関する役立つ背景情報も提供しています。また、3つの付録の1つには、FileVault 2のアーキテクチャに関する非常に詳細な背景情報が掲載されています。別の付録では、FileVault対応Macにおいて、ユーザーが電源ボタンを押してからデスクトップが表示されるまでの時間について詳細に説明しています。
注意すべき点は、このホワイトペーパーはLion向けに書かれたため、Mountain Lionのfdesetupコマンドラインツールについては触れられていないことです。とはいえ、非常に興味深い内容で、パワーユーザーや高度なセキュリティが求められる業界で働くITプロフェッショナルにとって非常に役立つでしょう。
出典: Apple Training
経由: Der Flounder