トランプ大統領、iPhoneとMacBookに10%の輸入関税を課す準備

トランプ大統領、iPhoneとMacBookに10%の輸入関税を課す準備

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トランプ大統領、iPhoneとMacBookに10%の輸入関税を課す準備
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トランプ大統領:アップルの暗号化は「犯罪者の心」を守る可能性がある
トランプ大統領はiPhone関税を施行する準備と意志、そして能力を備えている。
写真:Gage Skidmore/Flickr CC

アップル製品はこれまで、中国とトランプ政権間の激化する貿易戦争の影響を受けずにきたが、猶予期間は間もなく終了する可能性がある。大統領は中国からの輸入品にも関税を課す準備を進めており、具体的にはiPhoneもその対象となっている。

ドナルド・トランプ大統領はウォール・ストリート・ジャーナル紙に対し、中国から輸出される全ての製品に関税を課す用意があると述べた。既に関税が課されている品目の輸入税を10%から25%に引き上げることも検討している。

ウォール・ストリート・ジャーナルが、これにノートパソコンだけでなくiPhoneのような端末も含まれるかと尋ねると、トランプ氏は「税率がいくらになるかによるが、10%にすることはできる。国民はそれなら容易に我慢できるだろう」と答えた。

iPhoneの関税は依然として不透明

米国と中国の交渉担当者らは、将来の輸入税を回避し、現在の輸入税を撤廃する合意に達しようとしているが、両国の現在の立場は大きく隔たっている。

特に大統領は強硬姿勢を貫いている。「唯一の妥協点は、中国が米国との競争に自国を開放することだ」と、大統領はウォール・ストリート・ジャーナル紙に語った。

このインタビューでトランプ氏は、企業に米国での製品生産を改めて促した。残念ながら、解決策はそれほど単純ではない。この提案は、iPhoneの組み立ては中国のみで行われ、個々の部品のほぼすべてが米国を含む他の国で生産されているという事実を無視している。