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コンセプト:Ed Hardy/Cult of Mac
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)は、今年のiPhone 13に搭載されるA15チップの先をすでに見据えている。金曜日の報道によると、世界最大のチップ工場である同社は、4ナノメートルと3ナノメートルのプロセスを「急速に進歩させ」、量産に向けて準備を進めているという。
Digitimesは、TSMCの4nmプロセスが2021年第3四半期にリスク生産に移行すると報じています。リスク生産とは、問題があればそれを解決するため、新規ハードウェアを少量生産することです。問題がなければ、TSMCは量産に移行できます。同記事では、TSMCの3nmプロセスも2022年後半に量産を開始すると報じています。
これらのうちどれが来年のiPhoneに搭載されるかは不明です。今年の端末は、昨年のA14チップと同じ5nmプロセスで製造されると予想されています。ナノメートルという数字はトランジスタのサイズを表し、サイズが小さいほどシリコン1枚に詰め込めるトランジスタの数が多くなります。理論的には、より高性能なチップが実現できることになります。以前書いたように、
鋭い鉛筆と鈍い鉛筆で書くことを比較するのと似ています。どちらの場合も情報を書き込むことはできますが、鋭い鉛筆の方が鈍い鉛筆よりもはるかに効率的です。Appleの最新のA14 Bionicチップは118億個のトランジスタを搭載しており、約38%増加しています。比較すると、Appleの以前のA13 Bionicチップは、A12よりも23%多くのトランジスタを搭載していました。
来年のiPhoneのアップグレードについては、あまり噂されていません。(今年のアップデートがまだ発表されていないことを考えると、それほど驚くことではありません。)Appleアナリストのミンチー・クオ氏によると、Appleは売れ行きが振るわない「ミニ」iPhoneを廃止し、iPhoneモデルは4モデルに留まるとのことです。これらには、現行のProシリーズと同様の6.7インチと6.1インチのハイエンドモデルと、同サイズのローエンドモデルが含まれます。また、ハイエンドのiPhone Proモデルには、48MPの超広角レンズが搭載される可能性もあります。
出典:Digitimes