- ニュース

写真:Apple2history
ティム・クック氏のリーダーシップの下、アップルは世界中のアップルストアで無料の「Hour of Code」クラスなどのイベントを通じて、子供たちにプログラミングを教える活動に力を入れている。
しかし、Appleはそれよりずっと以前から、若者にプログラミングを教える支援を行ってきました。実際、今週のWWDCで発表されたSwift Playgroundsアプリのリリースより何年も前から、AppleはApple IIで成功を収めた基本的なプログラミング言語であるApple Logoのおかげで、家庭でのプログラミングの普及に貢献してきました。
「Apple Logo言語は、使いやすい最初のコンピュータ言語となることを目指しています」と、テクノロジーライターのアラン・スーディング氏は1982年6月14日号のInfoWorld誌で発表しました。「Logoの目的は、基本的な思考法を学ぶための環境を提供することです。」
Apple Logoは極めて基本的なものでした。ユーザーはこれを使って好きなアプリを作ることはできませんでした。むしろ、描画プログラムとプログラミング教室が融合したようなものでした。Apple Logoでは、ユーザーはApple IIの画面上で、FORWARD 50やRIGHT 90といったコマンドを使って、三角形の亀(尻尾から伸びる線)を操作できました。さらにREPEAT 4といったコマンドを追加し、FORWARD 50とRIGHT 90を括弧で囲むと、亀は四角形を描きます。
Apple Logoの最初のバージョンは、64K Apple IIであればどれでも動作しましたが、1984年のApple Logo IIなどの後期バージョンはApple IIcまたは128K Apple IIe用でした。さらに後期バージョンには、Appleがこれまでに製造した中で最も高性能なApple IIコンピュータであるApple IIGS用の3D Logoも含まれていました。
Apple LogoはAppleではなく、カナダのケベック州にあるLogo Computer Systemsという会社によって開発されました。ただし、Appleからの協力は受けています。当時新登場したIBM PCをはじめ、いくつかのプラットフォーム向けにもバージョンが作られました。1967年にMITで学習ツールとして開発され、その歴史は遡ります。しかし、Apple IIに搭載されて初めて、真のユーザー層を獲得しました。Apple IIのマニュアルはこちらでご覧いただけます。
Apple ロゴを覚えているほどの年齢の方はいらっしゃいますか? 下記にコメントを残してください。