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写真:Ed Hardy/Cult of Mac
今朝発効した中国製品への追加関税にはApple製品は含まれていないものの、Appleは依然として苦境に立たされている。米中間の貿易摩擦の激化を受け、同社の株価は大幅に下落した。
トランプ大統領によれば、iPhone、iPad、Apple Watchに対する将来的な輸入税も課される可能性があるという。
一部の人にとっては関税、他の人にとっては懸念
トランプ政権は昨夜深夜現在、米国企業が中国から輸入する多くの製品に25%の関税を課しました。しかし、この変更はこれまで10%の関税が課されていた製品にのみ適用されます。Appleの製品はいずれも対象外でした。
しかしながら、トランプ大統領が週末にこれらの追加課税を初めて警告した後、この会社の株価は今週7%下落しました。この下落は、トランプ大統領が「中国から米国に送られる3250億ドル相当の追加品目は未課税のままだが、まもなく25%の税率で課税される」と付け加えたことが原因と考えられます。
1159ドルのiPhone XSに備えよう
「中国から米国に輸出される残りの2670億ドル相当の商品に25%の税金を課せば、アップルのサプライチェーン全体に大きな影響を及ぼすだろう」とモルガン・スタンレーのケイティ・ヒューバティ氏は指摘した。
アナリストは、そうなればAppleは米国政府が中国からの製品輸入に課す追加税を吸収できる可能性があると指摘する。あるいは、Appleはこれらの税負担を消費者に転嫁し、iPhone XSの価格を160ドル引き上げる可能性もある。「これはiPhoneの需要を鈍化させる可能性が高い」とハバティ氏は予測した。
アップルの中国からの輸入品に対する25%の関税は避けられないものではない。米国と中国は現在、貿易戦争の悪化を回避すべく交渉中だ。
iPhoneは中国で製造されたのではなく、中国で組み立てられた
ティム・クック最高経営責任者(CEO)がiPhoneは中国製ではなく、組み立てられているだけだと抗議しているにもかかわらず、トランプ政権はAppleに対し、こうした高額な輸入税を課す可能性がある。
部品は米国を含む世界中で製造され、最終組み立てのために中国へ輸送されます。しかし、米国政府はiPhoneのディスプレイが日本製で、プロセッサとメモリが韓国製であっても気にしません。組み立てられたデバイスが中国から米国に持ち込まれると、中国からの輸入品として課税されます。各ユニットからの収益のごく一部が中国に留まるにもかかわらずです。
通りを通り抜けて