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ヒップホップ用語で言えば、カナダ出身のラッパー兼ヒップホップアーティスト、ドレイクがiTunesでサプライズ・ミックステープを「リリース」した。次のスタジオアルバム「If You're Reading This It's Too Late」の前哨戦となるこのミックステープは、17曲入りの大作で、木曜日の夜、ドレイクのTwitterで発表された。
リル・ウェイン、トラヴィス・スコット、PARTYNEXTDOOR などのゲスト出演を誇るこのミックステープは、レーベルのキャッシュ・マネー・レコードとの現在の契約下でのアーティスト最後の作品になると予想されている。
しかし、ヒップホップファンにとって、このリリースは間違いなくビッグニュースとなるだろう(ドレイクのファンなら、「You & The 6」という曲を聴いてみてほしい)が、Appleウォッチャーにとっては別の理由で重要である。

ビヨンセのサプライズアルバム「BEYONCÉ」がiTunesでリリースされてから1週間以内にプラチナアルバムとなり、その後iTunes史上最速の売上を記録して以来、Appleはレコードレーベルに対しiTunesをリリースプラットフォームとして採用するよう働きかけ、「ビヨンセ効果」を再現しようとしてきた。
「If You're Reading This It's Too Late」はiTunesで配信されているだけではないが、もしiTunesで大ヒットとなれば、レコード会社との継続的な交渉においてAppleにとって貴重な武器となる可能性がある。
特に、iTunes が Spotify などの人気ストリーミング サービスに押され続けている中、iTunes のサプライズ ドロップのマーケティング力は、Apple が音楽業界で依然として存在感を強めていることを示すことになるかもしれない。
経由:Fuse