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写真:Corellium
Corelliumが提供した初期ビルドのおかげで、M1 MacでUbuntu Linuxを実行できるようになりました。オペレーティングシステムはUSBスティックから起動するため、macOSはまったく変更されません。
必要なファイルはすべて GitHub からダウンロード可能で、Corellium によればインストール チュートリアルも近日中に公開される予定です。
Corelliumという名前は既にご存知かもしれません。ARMテクノロジーに特化したこのソフトウェア仮想化企業は、現在、iOSを実行するブラウザベースのエミュレーターをめぐってAppleとの法廷闘争に巻き込まれています。
Corelliumは、Appleの最新マシン(M1チップ搭載の初代マシン)にLinuxを導入する取り組みを数ヶ月にわたって続けてきました。そして、同社初のLinuxディストリビューションが、初期段階ではいくつか不具合はあるものの、現在ダウンロード可能です。
CorelliumがM1 MacにUbuntu Linuxを導入
現在のUbuntuビルドは正常に動作し、USBメモリから起動できるため、メインのmacOSインストールには影響しません。USB、I2C、DARTをサポートしており、USB-C Wi-Fiドングルを追加すればネットワーク接続も可能です。
ご想像のとおり、まだ完全に完璧ではありません。このビルドは現時点ではGPUアクセラレーションをサポートしていないため、ソフトウェアレンダリングのみに依存しており、他にも対処が必要な問題がいくつかある可能性があります。
Mac mini M1でLinuxが完全に使用できるようになりました。USBから起動すると、Ubuntuデスクトップ(rpi)がフル機能で起動します。ネットワークはUSB Cドングル経由で動作します。アップデートにはUSB、I2C、DARTのサポートが含まれています。変更内容はGitHubにプッシュし、本日中にチュートリアルを公開します。@CorelliumHQチームに感謝します❤️ pic.twitter.com/uBDbDmvJUG
— クリス(@cmwdotme)2021年1月20日
とはいえ、CorelliumのLinuxビルドは動作し、試してみたいという方はすぐにご利用いただけます。必要なファイルはすべてGitHubからダウンロードできます(もちろん無料です)。
Corelliumのウェブサイトでは、ステップバイステップのインストール手順が公開されています。また、同社CTOのChris Wade氏によると、チュートリアルビデオも近日公開予定です。M1 MacでLinuxを試してみませんか?