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JPモルガンのアナリスト、マーク・モスコウィッツ氏は、ウォール街でアップルの会計年度中の株価予想を引き下げた最新のアナリストとなった。同氏は水曜日、アップル株の予想株価を104ドルから102ドルにわずかに引き下げた。
今週初め、シティのリチャード・ガードナー氏は「消費者支出に対するより保守的な見方を反映させる」必要があるとして、アップル株の目標価格を153ドルから132ドルに引き下げた。
しかし、モスコウィッツ氏は顧客に対し、パソコンやその他のハイテク機器の需要低下にもかかわらず、アップルの株価は「懸念されていたよりも持ちこたえている」と語った。
厳しい経済状況で苦戦する他の企業よりもアップル社が業績を伸ばすだろうとの見方にもかかわらず、モスコウィッツ氏は2009年度のアップル社の収益と製品販売の予想を引き下げた。
モスコウィッツ氏によると、アップルは9月期決算で347億ドルの利益を計上する見込みで、これは前年度の3560万ドルから減少する。ウォール街のコンセンサス予想では、売上高は362億ドルとなっている。
アップルの主力製品であるiPhoneの販売に関しては、米国での需要は依然として堅調だが、「欧州では弱まっている」とモスコウィッツ氏は指摘した。
修正された iPhone の推定値は、2008 年第 3 四半期に Apple が 400 万台未満の携帯電話を販売したというガードナー氏の予測を反映しているようだ。