EUはiMessageをWhatsAppなどの競合メッセージアプリと連携させる義務を負わない

EUはiMessageをWhatsAppなどの競合メッセージアプリと連携させる義務を負わない

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EUはiMessageをWhatsAppなどの競合メッセージアプリと連携させる義務を負わない
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iMessageメッセージ
EUは、iPhoneのメッセージアプリ「iMessage」に大幅な変更を加えることをAppleに要求しない。
写真:Cee Ayes/Unsplash

欧州委員会は、Appleに対し、iMessageと競合メッセージングサービス間の障壁をさらに撤廃することを要求しないことを決定した。

RCS サポートを追加するという Apple の決定は、欧州の規制当局に追加の変更は不要であると説得するのに役立ったようだ。

EUはiMessageを取り締まらない

欧州連合(EU)のデジタル市場法は、大手IT企業を規制することを目的としています。この法律は、広く利用されている様々なソフトウェアやサービスを「ゲートキーパー」と位置付け、競争への開放性を高めることを義務付けています。

欧州委員会は少なくとも2022年からDMAを利用してAppleのメッセージアプリに変更を要求することを検討しており、2023年に画期的な法案が可決された後、正式にその可能性に関する調査を開始した。

しかし、火曜日にECは次のように発表した。

「欧州委員会は、デジタル市場法(DMA)に基づき2023年9月5日に開始された4つの市場調査を終了する決定を採択し、AppleとMicrosoftを以下のコアプラットフォームサービスのゲートキーパーに指定すべきではないとの結論を下した:AppleのメッセージングサービスiMessage、Microsoftのオンライン検索エンジンBing、ウェブブラウザEdge、オンライン広告サービスMicrosoft Advertising。」

iPhoneのRCSサポートは極めて重要になる可能性がある

EU がこの決定を下した理由は、Apple がメッセージ アプリにリッチ コミュニケーション サービスのサポートを追加する計画をしているからである可能性は十分にあります。

RCSのサポートにより、iPhoneとAndroid間の通信がより効率的になり、Apple独自のiMessageプラットフォームの豊富な機能も活用できるようになります。これがDMAの狙いです。この変更は今年中に実装される見込みで、iOS 18で実装される可能性も高いでしょう。

これは重大な変更だが、iMessage に追加の変更を必要としないという EU の決定は、WhatsApp、Facebook Messenger、WeChat などとの相互運用性が不要になることを意味する。