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AppleはIntelを救済すべきか?カリフォルニア州クパティーノに本社を置くあるアナリストは、AppleがIntelを旧式のPCからスマートフォンやタブレットの未来へと飛躍させるのを支援するべきだと提言している。既にノートパソコンやデスクトップパソコンにIntel Core 2 Duo、i5、i7コアを採用しているAppleは、IntelのAtomコアを採用する可能性もある。
「我々の見解では、インテルはアップルの出荷量を奪い、良好な(素晴らしいわけではないが)粗利益率で売上高成長を牽引するだろう」と、パイパー・ジャフレーのアナリスト、ガス・リチャード氏は月曜日の朝、投資家に語った。一方、「インテルはスマートフォンやタブレットの主要サプライヤーになることで利益を得て、成長を牽引するだろう」とリチャード氏は付け加えた。しかし、ノートPCやデスクトップPCに搭載されているインテル製チップの代替品を探していると報じられているアップルにとって、インテルのメリットは何だろうか?
リチャードは、Appleの有名なコントロールフリークのカードを切る。製品だけでなくメッセージもコントロールしてきた歴史を持つ同社は、「マイクロプロセッサアーキテクチャのコントロールを維持する」だろうとアナリストは説明する。最近、AppleがARMアーキテクチャに移行する可能性が噂されており、早ければ2013年にMacBook向けに導入される可能性がある。
先週、リチャード氏は再びインテルへの切り替えを主張し、このチップメーカーは「次世代のコンピューティングでは市場シェアを持たない」とし、タブレット革命に参加すれば、ウィンテルやPCと同様の優位性が復活するだろうと述べた。
しかし、改めて考えてみると、Appleにとって何のメリットがあるのでしょうか? 結局のところ、タブレットユーザーはARMに満足しているようだ、とガートナーのアナリスト、マイケル・ガーテンバーグ氏は先月述べました。また、AtomはiPhoneやiPadにはパワー不足だという陰湿な噂もあります。これが、AppleがIntelを却下したとされる理由の一つです。
結局のところ、Intel搭載のiPhoneやiPadが登場する可能性は、低迷するPCチップメーカーの業績を救いたいと願う人々の頭の中でしか浮かんでいないようだ。Intelは、真の力を持つモバイルチップを開発できれば、ポストPCの世界で生き残ることができるだろう。AppleとAtomについて言えば、Atomチップセットは一般の人々にとって、低消費電力で低価格なネットブックと結び付けられている。あのネットブックがどうなったかは、誰もが知っているだろう。
[バロンズ]