偽のAndroidストアがセレブ志望者に本物のiPhoneを販売

賢い中国人は何でもコピーするのが得意です。偽のiPhone、偽のルイ・ヴィトンのバッグ、偽のグッチのセーター、偽のディズニーランド。挙げればきりがありません。ここ数年、中国では偽のApple Storeが数多く出現しました。中には本物そっくりのレプリカまでありました。ところが今、一部の賢い中国人は状況を変え、偽のAndroidストアを開店しています。唯一の問題は、Androidスマートフォンの売れ行きが芳しくないため、本物のiPhoneやiPadを販売しているということです。

Googleはつい最近、オーストラリアのメルボルンにAndroidland初の店舗をオープンしました。ブロガーのブライアン・グルクロフトが街歩き中に発見した、この素晴らしく環境に優しいモバイルコマースの中心地は、この店舗のインスピレーションの源となりました。上の写真の店舗は広東省珠海市南平にあり、目立つAndroidロゴが目印ですが、入り口の脇にはiPhoneのマーケティング資料が置いてあります。

店の看板に「Android」と書かれた「名流智能手机体验店」は、文字通り「セレブ向けスマートフォン体験店」と訳せるので、店主たちは輸入業者とのiPhone関連取引が途絶えたセレブ志望者をターゲットにしているのだろう。本物のセレブを目指す人々に、偽のAndroidストアが本物のAppleデバイスを販売しているなんて、皮肉な話だ。

このストアには、iPhoneや新型iPadの豊富な在庫に加え、Androidスマートフォンも幅広く取り揃えています。偽Androidストアは初めてですが、きっとこれが最後ではないでしょう。私たちが最も期待しているのは、誰かが偽Microsoftストアを作ってくれることです。中国で、もう挑戦してみませんか？

[Isidor's Fugue via DVICE]