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ウォール・ストリート・ジャーナルによると、スプリントはTモバイルの買収を計画している。200億ドルを超えるこの買収により、米国第3位と第4位の通信事業者が統合されることになる。スプリントは「規制上の懸念を検討しており、来年前半にも買収提案を行う可能性がある」と報じられている。
スプリントとTモバイルが合併すれば、両社の顧客基盤は合計で約1億人となり、これはベライゾンの1億1900万人やAT&Tの1億800万人という現状にかなり近づくことになる。
AT&Tは2年前にT-Mobileの買収を試みたが、最終的には司法省の反トラスト法違反の懸念により阻止された。今回も同じことが起こる可能性は十分に考えられるが、それは時が経てば分かるだろう。米国の通信業界にとって最も避けたいのは競争の減少であり、「ビッグ4」から「ビッグ3」への移行は必ずしも最善の策ではないかもしれない。
出典: ウォール・ストリート・ジャーナル